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コラム2022.09.09
電子書籍
少し前まで、私は本と言えば紙媒体であり、電子書籍は邪道である、といった考えの持ち主でした。私にはちょっとした収集癖もあるようで、買い集めた書籍が本棚に並んでいるのを眺めたり、気分転換に並べ替えたりすること自体にも楽しみを覚えていることが、紙媒体にこだわっている一つの理由だと思います。また、電子書籍だと、目が余計に疲れそう、読みたいページをパッと開けず不便なのでは、といった漠然とした印象を抱いていました。
そんな私も、配送を待たずに早く読みたい、かといってコロナ禍でなかなか外出できない、といった状況の中、遂に、電子書籍デビューを果たしました。
使ってみるとなかなかどうして、紙面よりもキレイに表示されますし、慣れれば読みたいページもすぐ開けます。さすがにスマートフォンで読むには小さいですが、タブレットで読むのであれば、むしろ紙媒体よりも拡大されて読みやすい。保管場所も取らないですし、紙の劣化を気にする必要もありません。
寝落ちのときに顔に当たると紙の本より痛い、といった点以外は、想像以上に便利な代物でした。
とはいえ、やはり本当に好きな本はやはり紙媒体で手元に置いておきたい、という気持ちもあるので、しばらくは大谷選手さながらの二刀流で行こうと思っています。