横浜綜合法律事務所

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コラム2018.11.22by 荻野 貴史

荻野 貴史「しまなみ海道に行ってきました」

しまなみ海道とは、広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ海道で、瀬戸内海に浮かぶ島々をつなぐ7本の橋で構成されており、それぞれの橋が高い場所に位置しているため橋を渡る際に見える景色は壮大であることから、近年はサイクリングロードとして世界的な名所となっています。
全長は、約70kmありますが、道路上に自転車専用レーンが設けられ目印が付いているので、道に迷うことなく渡りきることができます。
以前より、しまなみ海道を渡りたいという思いが私の中にありましたが、なかなか機会に恵まれず行くことができませんでした。しかし、今年の8月に休みが取れたので、よい機会だと思いしまなみ海道に行くことにしました。

先ほど述べた通りしまなみ海道はサイクリングロードとして有名ですが、早起きをしてランニングをすることが私の最近の専らの趣味だったこともあり、せっかくなのでしまなみ海道を走って渡ることにしました。
ただ、さすがに約70kmの距離を一日で走り切ったことはありません。そのため、本番に向け約3か月にわたって毎朝10km程度走るトレーニングを積み本番は、10kmごとに休憩を入れつつ、8時間程度で走破する計画を立てました。
広島県尾道市に前泊し、当日は朝7時に尾道を出発しました。疲れるだろうけどまあ走り切れるだろうという軽い気持ちで走り始め、素晴らしい景色を見ながら快調に足を進めました。しかし、当日が猛暑日であったことや高低差が想像以上にあったことが影響し、50kmを過ぎたあたりから足が動かなくなりました。
このあたりから、「なぜ、このような挑戦をしているのか」とか、「私がスポーツの指導者としてこんな猛暑日にこんな練習を選手にさせたら安全配慮義務違反で法的責任を問われるだろうな」とか、「もうこんな長い距離は絶対に走らない」とか意識朦朧のなかで色々なことを考えていましたが、何とかしまなみ海道を走りきることができました。
70kmのしまなみ海道を走り終えて安堵したのも束の間、当日の宿泊場所が今治市の駅前のホテルであったため、ホテルまで更に5kmあることに気付きました。疲れて体が言うことを聞かないにも関わらず、なぜか70km走ったのだから最後の5kmも走りたいとの思いが頭をよぎり、結局残りの5kmも走ることにしたため、最終的に1日で75km走りました。

ホテルに到着したのは午後8時を回っており実際に走っていた時間は、8時間30分程度でした。当初の計画では午後4時くらいには走破する予定でしたので、予定時刻を大幅に上回ることとなりました。
75kmを走ることは想像以上に辛かったので、「もう一度やりますか」と聞かれたら「もうやりません」。といいたいところですが、機会があるならもう一度挑戦してもいいかなというのが現在の心境です。
現在、毎月200kmから300km程度走っており、来年の東京マラソンに向けトレーニングしています。
なお、日本体育協会が発表している運動に関する指針においては、気温35度以上の時には、特別の場合以外は運動を中止すべきとされておりますので、このコラムを読んでいただいている皆様は決して猛暑日にランニングをしないようご注意ください。