横浜綜合法律事務所

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コラム2015.04.14by 松原 範之

松原 範之「私とスキー②」

先日、横浜法曹スキー同好会のスキーツアーで、フランスのバルディゼールに行ってきました。私、昨年に引き続き、幹事の大役を仰せつかり、仕事の一環として、同行させて頂きました。
私は、今回の海外スキーでは、海外のスキー場の安全管理の現状の視察、オリンピック(1992アルベールビル)のアルペン競技の会場で、毎年のようにワールドカップの競技が開催されているスキー場が、どのような安全管理をしているかを視察することを、一つの大きな目的としておりました。
というのも、私、横浜弁護士会スポーツ法研究会の幹事を仰せつかったご縁で、同研究会の事務局長の徳田暁先生と「スキー場の安全管理」について研究をしており、これまでの成果について、横浜弁護士会の本年度の専門実務論文集において、「スキー場の安全管理の在り方」について論文を発表させて頂く機会を頂きましたので、自らの論文を省み「スキー場の安全管理の在り方」を検討するための知見を得る必要に迫られていたからです。
バルディゼール、ヨーロッパアルプスのスキー場は、やはり自然のスケールでは日本とは比較にならないほど雄大です。コース総延長、最大標高差、ゴンドラ・リフト数、架線距離などなど、どれをとっても日本のスキー場とは比較にならないほど雄大です。
詳細については別の機会に報告させて頂きますが、そのような広大なスキー場をどのように管理しているのか、私が視察しての印象は、日本のスキー場と比較して、自然がそのままに残された部分が多く、日本のスキー場は、スキーヤーに過保護に過ぎるのではないかということです。
「スキーは自然の中で楽しむもの」、現地のパトロールの方がそう教えてくれました。私は、今回の視察で、スキーというスポーツが「もともと生活の一部で、自然の中で楽しむものだ」という考えに強く心を打たれました。今回の経験を今後の研究に生かしていきたいと思います。