横浜綜合法律事務所

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コラム2025.03.28by 渡部 英明

読書の楽しみ

みなさんはどのような読書をしていますか。

本を読むに際して、どんな本を読もうか、読みたい本を探しに、本屋に出かけて、本の背表紙をみながら、気になった本を手にとり、少し眺めてみるのは楽しいですね。大型書店だと新刊本など最新の本が並んで、それを手に取って流行についていく楽しさがありますね。図書館や古本屋に行くと、こんな本があるんだと懐かしく、また、掘り出し物を見つけたりする楽しさもありますね。古本屋にある本には前に読んだ人が書き込んだ線が引いてあったり、メモが書いてあったりして、こんな箇所で本と対話しているんだな、と思うと、それも楽しめますね。

面白そうだなと思って巡り合った本を買ってみたものの、最後まで読み通すこともなく、そのまま積んでおく本も沢山あります。でも、それはそれで楽しいものです。いつか、きっと読んでみようと楽しみをとっておくのです。これが読書なのか、と思いますが、広い意味では、その本の著者と出会った楽しみをとっておき、本の題名を眺めるだけで満足なのです。

仕事の読書となると、本を読まないわけにはいかず、仕事に使えそうなデータや表現などの材料探しに躍起となります。でも、目的をもって、材料探しをする読書もそれはそれで面白いです。いち早く自分が求めている情報に辿りつき、次から次へと使えそうな材料が見つかってくると楽しさ倍増です。

読書はとにかくゆっくり読むことが大事であるとか、逆に、速く、沢山読むことが大事である、とか様々です。著者との対話を楽しむような読書は何回もゆっくり読むこともあるでしょうし、仕事の読書はいかに速く沢山読むこともあるでしょう。ただ、著者との相性が今一つだと、さっと速く読んで終わってしまいますし、仕事の読書でも大事なところはゆっくりと何回も読み返すこともあります。読み方には、これだ、と一概にはいえないところがありますね。読書はいろんな読み方があって面白いのです。