横浜綜合法律事務所

＜猫と過ごす時間は決して無駄にはならない＞ ジークムント・フロイト

猫の兄弟を引き取ったのは3年前のこと。この子らはもう大人になっていたから、ヤンチャなところはあまりなく、時間とともに家に馴染み、ムクムクと太って、よく寝て、あらゆるところに毛を巻き散らして、体を撫でることを人に要求しながら、ときどきカバンに爪跡を残す程度の日々を過ごしていた。

そして、ご縁があって、今度は子猫2匹を引き取ることになった。生まれて1か月ほどだったので、片手に乗ってしまうような大きさだった（過去形）。しかし子猫の成長は早い。この5カ月で一気に成長し、完全に我が家の主役になった。

布団の上で走り周って寝ている顔を蹴られ、テーブルの上にあるものは悉く床に落とされ、障子と襖と新聞は破かれ、食卓の魚はちょっと目を離すと奪い去られ、キッチンで料理をしているときから一瞬の油断もできなくなってしまった。

座りたい椅子には先に猫がいる、椅子から立ち上がろうとすると膝に猫が乗ってくる、テレビを見ればテレビの前に猫が来る、仕事をしようとすると机の上には猫が横たわる、寝ようとするベッドの上にはすでに猫が寝ている。

4匹分の猫のトイレの掃除をしながら、冒頭の言葉を思い出し、おかげ様で有意義な時間を過ごせているなと実感している今日この頃です。