横浜綜合法律事務所

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コラム2021.12.24by 荻野 貴史

「荻と萩」について

私の名前は、荻野(おぎの)といいます。
私の人生において、私は萩野(はぎの)さんと呼ばれることがしばしばあります。
萩野(はぎの)さんと間違えられる都度、「荻野(おぎの)です」と訂正してきましたが、先日、間違えを訂正した際、新たなことが分かりました。
それは、荻という文字と萩という文字は同じ字であり、読み方が違うだけだと認識している方がいらっしゃるということです。
このことを聞くまでは、荻と萩を間違えている方は、荻と萩とは異なる文字であることは知っているが、漢字の読み方を間違えてしまっているだけだと思っていたので、荻と萩が同じ字であると認識している方の存在は、私にとって衝撃でした。
このことをきっかけに荻野と萩野という名字の人の数をインターネットで検索してみたところ、荻野は約5万6千人で全国順位が360位、萩野は約1万2千人で全国順位1300位ということが判明しました。
このデータからすると荻野という名字の方が圧倒的に多いということが分かりますが、ではなぜ荻野と萩野を多くの人が間違えるのか。
その理由は、萩は、植物の名として使用されたり、市の名前(萩市)として使用されたり、「萩の月」という有名なお菓子にも使われていますが、荻は、名字以外で見かけることはあまりないこと、つまり、「荻」という文字よりも「萩」という文字が有名だからではないかと私は思います。
この記事を読んでいただいている皆様が、今後、荻と萩という字を目にした際に、文字の違いに興味を持っていただけることを願っています。